予告

このブログで読んだ作家の新作が、去年から今年にかけていろいろと出ています。中でも、柴田元幸訳のこの三冊は気になるなあ。

• リチャード・パワーズの『囚人のジレンマ』
• ケリー・リンクの『マジック・フォー・ビギナーズ』
• スティーヴン・ミルハウザーの『ナイフ投げ師』

うーん、どれも面白そう。パワーズのボリューム感と構成力、リンクのもやもやとした不思議っぷりにも大いに魅かれますが、今はミルハウザーの気分かな。よし、次回読む本は、『ナイフ投げ師』にしよう。
と思ったんですが、ただ読むのも芸がないので、ミルハウザーのこれまでの短編集も再読してみようかなという気になりまして。第一短編集『イン・ザ・ペニー・アーケード』、第二短編集『バーナム博物館』、そして第三短編集『ナイフ投げ師』の順で読むつもり。まあ、再読とは言っても、読んだのは10年以上前なのでほとんど忘れちゃってるんですけどね。
ということで、ミニチュアの世界を好むミルハウザーの短編集かため読み、いわゆる「ミルハウザーまつり」。次回、『イン・ザ・ペニー・アーケード』からいきます。