予告


『ガラテイア2.2』がかなりガッツリした現代文学だったんで、次はバリバリのエンターティメントが読みたいなあ。でも、すぐに読み終わっちゃうような本をここで取り上げてもなあ。長い長い作品にしてみよっかなあ。
そんな風に、次は何を読もうかって考えている時間が好きです。手元にある未読本をパラパラとめくってみたり、本屋で何冊か手にとってみたり。読む前にあれこれ想像するのもまた、読書の楽しみの一つだと思います。
ということで、次回は、もうすぐ邦訳が完結するスティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズなんかどうでしょう?
シリーズは全7作、新潮文庫で全16巻です。たぶん年内には読み終えられないと思うので、年またぎの挑戦になるんじゃないかな。そもそも、こんなに長い小説を読んだことがないので、果たして最後までたどりつけるのかもわかりません。
さらに、これ一応ファンタジー小説らしいです。ファンタジーってのは、僕にとってはなかなか手を出しづらいジャンルなんですよ。竜とかお姫様とか魔法使いとかが、ピンとこない。せっかくの空想の世界なのに、決められたフォーマットをなぞってるようで、萎えちゃうんです。
そんなこんなの苦手要素がありながら、それでも読んでみようって気になったのは、スティーヴン・キングだから。キングの長編なら読み慣れてるし、ちょっとばっかし長くてもなんとかなりそう。それに、この人、使い古されたフォーマットを、新鮮なお話に甦らせる名人だと思ってるんですよ、僕は。
ということで、チャレンジしてみます。みるつもり。みれたらいいな。