2006-11-02から1日間の記事一覧

『舞踏会へ向かう三人の農夫』について

『ガラテイア2.2』には、リチャード・パワーズ自身のこれまでの作品に対する言及があちこちに見られます。その中で、邦訳されているのは、処女作『舞踏会へ向かう三人の農夫』のみ。そこで、参考までに、この作品を読んだ当時の感想を書いておきます。 以下…

『ガラテイア2.2』リチャード・パワーズ【13】

2カ月か…。ずいぶん時間がかかりましたね。中盤くらいまでは展開も少なく、ストーリーは遅々として進みません。ひねった比喩やつながりのわからない文章、哲学的会話、科学用語、文学作品の引用などが頻出し、かと思うと突如生々しい感情表現に出くわしたり…