2010-07-04から1日間の記事一覧

『そんな日の雨傘に』ヴィルヘルム・ゲナツィーノ【2】

この作品の主人公は、街をぶらつきつつ目に映るものからあれこれと思考を繰り広げていきます。というと、前回読んだ『アウステルリッツ』と似てるようにも思いますが、アウステルリッツは歴史や文明といったものを思索するのに対し、こちらは非常に瑣末なこ…