2010-06-21から1日間の記事一覧

『アウステルリッツ』W・G・ゼーバルト【7】

読みごたえのある小説でした。ちゃっちゃか読み飛ばせないというか、深いところに静かに訴えかけるような文体を堪能しました。 最初は、語り手の「私」がアウステルリッツという人物のエピソードを紹介し、そこに建築史や文明論が展開される、というような話…