2008-05-30から1日間の記事一覧

『告白』町田康【2】

「文体のリズム」って簡単に言っちゃったりするわけですが、町田康の場合のそれは、決してなめらかなリズムじゃないんですね。明治の初期を舞台にしていながら現代的な言い回しが出てきたり、客観的な記述が続いたと思ったら急に作者の独白になったり、とこ…