2007-04-22から1日間の記事一覧

『フェルディドゥルケ』ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ【2】

70年前のポーランドで書かれたこの小説ですが、30過ぎても自分が大人だという実感を持てない主人公ユーゼフは、現代の僕らにとても近しい存在のように思えます。無為な日々を過ごし、らちもないことをうだうだと考える。自らを「青二才」としながらも、反抗…